クアトロテスト =非確定的検査=
妊婦さんから採取した血液中の4つの成分を測定して、胎児がダウン症候群(21トリソミー)、18トリソミー、開放性神経管奇形である確率を算出するスクリーニング検査です。
確定診断である羊水検査やより正確な情報を得るための画像診断の必要性を考慮する材料となります。クアトロテストは、妊婦さんひとりひとりの確率を算出します。
基準となる確率(カットオフ値)より高い場合はスクリーニング陽性、低い場合はスクリーニング陰性と報告されます。
■ 検査の方法
妊婦さんから血液を採取し、血液中の4つの成分(AFP、hCG、uE3、inhibinA)を測定します。これらは妊娠中に胎児または胎盤でつくられる成分で、これらの成分の値は妊娠がすすむにつれて増減しますが、胎児が検査の対象疾患であるかどうかも影響します。
クアトロテストは4つの成分に、年齢、日本人の基準値、週数などを用いて、ひとりひとりの確率を算出する方法です。クアトロテストは、母体年齢に固有の確率をもとに計算しているため年齢の高い妊婦さんほどクアトロテストの検査結果の確率がたかくなる傾向があります。
※クアトロテストは血液検査ですので、おなかの赤ちゃんに危険性はありません。
■検査費用・検査時期
検査費用 | 33,000円(税込) ※他院通院中の方はこのほかに初診料がかかります。 |
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検査時期 | 15週から17週頃まで |